ブロックチェーン技術者は足りてんのかな???

先日、ICOを大規模にやったイギリス企業のCEOと銀座で会食する機会がありました。
ただ、進捗報告を聞くと、どうもピンときませんでした。。。

その理由は、ワン太郎の
「これだけ壮大なスケールの計画で、技術者を自社で賄っているとのことですが、ブロックチェーン技術者は何人いるんですか?
の質問に対し、
4人です。
とのこと。

たったの4人です。4人ともインフルエンザにかかったら終わるみたいな数。
この計画に対し、CEOは、これから増やしていくつもりとは言っていましたが、これが現実です。
何年かかるんだろ?
ICOも済んで、上場もしてるのに、これからなんです。

これから増やすと言っても、世界でもブロックチェーン技術者は少ないのです。

トークンはたくさん作りますけどね。ワン太郎でも作れます。

どこから引っ張ってくるのでしょう…。

という素朴な疑問。。。

そんなことを考えながら、我が国、日本でもブロックチェーンの技術者って少ないだろうな…。
わかる人ってどれくらいいるんだろ?
あんまり居ないんじゃないのかな。

ブロックチェーン協会ってありますけど、全員、ブロックチェーンに詳しいのかな?

素朴な疑問。。。

ここは盲点だな、と思ってしまいました。
つまり、いくらホワイトペーパーでカッコよくブロックチェーンを使うと言っていても、「誰が作るの?」という話です。

知っている人が少ない業界

未成熟な業界ゆえに、法律面でも同じことが言えます。
資金決済法で通貨として認められたはずの仮想通貨が、今では、金融商品として金商法扱いになりそう。。。
この辺りがコロコロ変わるんです。

通貨は財務省。金融商品は金融庁です。
財務省を傷つけず、金商法で縛るには、取引所を金融庁で縛るということ。
つまり、過去の大蔵省と銀行や証券会社と結びついて出来たのが金融庁であるからには、資金決済法で通貨として認められたはずの仮想通貨に対し、取引所に銀行や証券会社の資本を入れることによって、金商法で縛ろうとしているということなんですよね。

なんでこんなことが起こってくるのか?

こんな孤立しているのは日本だけです。
当初のように仮想通貨が「通貨」として認められていればよかったのに、コインチェックのハッキング問題や、価格操作の問題。
こんなことが露呈してしまったからには、仕方ないわけです。

交換所とは、本来、「Aブロックチェーン」と「Bブロックチェーン」に接点を設けて、Aから100枚抜かれれば、Bに100枚追加されるというソフトウェアのことです。
ところが、コインチェックやビットフライヤーみたいなところは、ウォレットを使っているんです
なんら僕らと変わらないウォレットです。
取引所内部で価格操作も出来てしまうんです。
エクスチェンジには、本来、ウォレットなど存在しませんから、コールドだろうがホットだろうがウォレットを使う時点で、他人のウォレットなんです。

先日、分散型取引所のはずのBancorが、ハッキングされたみたいですね。
分散型といえ、ここも取引所のウォレットがやられたようです。

最近では、欠点を改善するために、Bitexのような、秘密鍵を預からない取引所も出てきてます。
コインを入れておくと、警告が出て、コインを引き上げてください、みたいなアナウンスが来るんです。
しかもその短時間に複数エスクローが生成されてハッキングが入る隙がない。
こういうのはとても良いですよね。

ハッキングにどう向かっていくか?

日本みたいに法律面での改正もあるのですが、技術の進歩によって、そのあたりを余計なことをせずに改善出来れば、変な方向に行かないことも多いと思うんですけど。

なんだか、まだまだしっくり行かない業界ですね。

ワン太郎も仲良しのある若手の天才CEOは、

「ハッキングするならハッキングさせておけば良いですよ。もしハッキングしたら、遠隔でそのコインを消滅させてしまえば良いだけです。で、逆にハッキング仕返してやりましょう!」

と、ハッキングに対してとても柔軟な考え方をしていました。
ハッキングは、イタチごっこですから、キリがないので、こういう手もあるんだなと。

色々、考えてますね。

明日から、しばらくフィリピンに行ってきます。
何か気づいたことを投稿出来ればいいなぁ、と思います。

参加しましたー^_^

毎日記事を配信しています。ご登録(BAND)お願いします!

毎日記事を配信しています

当ブログは SDGs を支援しています

当ブログは持続可能な開発目標(SDGs)を支援しています