こんにちは。
ワン太郎です。
先日、フィリピンでカジノに入ろうとしたら、真面目そうに見えるフィリピン人から、
「なんで日本人や中国人や韓国人、アラブ人は、カジノなんかでお金を捨てるんだい?」
と言われました。
「いや、わざわざ捨てるわけではないよ。私は、カジノを楽しみたいだけなんだよ。」
と答えました。
彼は、続けてこう言ってきました。
「SAYANG PERA !」
SAYANG PERA? 初めて聞く言葉です。
「SAYANG PERA とは一体どういう意味だい?」
と聞くと、フィリピンでは、海外から来てカジノをする外国人を「SAYANG PERA !」、つまり、「お金をポイポイ捨てる人」と言って、揶揄するようです。
これをもっと見下すには、「HE HE」を付けるようです。
「SAYANG PERA ! HE HE 」。
これ、タガログ語ですね。
要するに、ワン太郎ほか、他の外国人は、真面目なフィリピン人に見下されてしまったということです(・・;)
フィリピン人は、熱心に仕事をして稼ぐ国民性がありますので、カジノで稼ごうなんて思っている人は少ないのです。
「働かざる者食うべからず」。
働いて生活していくという、良い時代の日本人みたいなところが残っている国です。
最近、日本では、働くだけじゃ老後の生活が出来ないと言って、投資に走りがちです。そのうち年金も出ないでしょう。
「これって、将来に対する失望の気持ちから?」というわけでもないとは思うのですが、
昔、ある有名な禅僧が、
「居眠り坐禅をするくらいなら、 ねじり鉢巻きでバクチでもしているほうがよい」。
とも言っていました。
副業解禁で働くことに情熱を持ってるなら分かりますが、職業無く、ねじり鉢巻きで全部投資に頼る人もいます。
また、最近では、
「投資家は働いちゃいけないんです。なぜなら、投資家が働くと、あなた一人分の雇用を奪ってしまうことになる」
なるほど!と感心しましたが、こういう詭弁のような新しい考え方も出てきました。
こんなんじゃ人としてダメになると思いつつ、その投資も、ほとんどが失敗します。
儲かりそうな話しに簡単に乗って、宝くじみたいに夢を見るだけで終わる。
そういうお金をドブに捨てるような人を、タガログ語で「SAYANG PERA !」とも言えるわけです。
豊かな国って、どこがあるんだろ。
ほとんどないですよね。
とても難しい問題ではあります。
そんな中、貧乏なりにも真面目にコツコツと働いて生活していこうとするフィリピン人を見ると、ホッとします。
人として、忘れてはいけないところですね。
ワン太郎は、そのとき以来、熱心に働く彼と友達になり、情報交換をしています。
彼とは親しく本音で話せるのです。
今度、お台場にカジノが出来たら、そこに来る外国人のことを「SAYANG PERA !」と言ってあげようかな。
なんて笑。
いろいろ書きましたが、今後の日本経済、世界経済、どんどん豊かになって行って欲しいです。
そうすれば、いろんなことが解決します。