こんにちは。
ワン太郎です。
酒の量も一気に減らしましたので、いよいよ連載記事をスタートします。
ちょっと内容が難しいかもしれませんが、なるべく平易な文章で幅広い年齢層の方にも読めるように書いてみまーす。
よく仲間内でも議論になることですが、ブロックチェーン技術を本当に実用化しているものは、今現在、どれだけあるのでしょうか?
実は、まだ1%もないとも言われています。
今も模索が続けられていて、完全と言えるものはまだありません。
その理由の一つとして、多くのデータは、大企業に集中している状態で、ここが動かなければ、結局はブロックチェーンを本当の意味で活用できるようにはなり得ないというわけです。
そのため、まず、大企業が協力し合い、データを共有することからブロックチェーンを活用していかなければなりません。
少しずつですが、データを共有体制にはなりつつあります。
例えば、リブラ・アソシエーションでは、協力企業を100社以上にすると宣言しています。
この巨大企業ばかり100社が提携したとき、何が起こるでしょう?
そりゃ恐ろしい情報共有が起こりそうな気がします。
今、大企業ばかりが、ものすごい勢いで加盟してきています。
可能性のある未来は、どのような形になっていくのでしょう。。。
ただし、リブラはリブラです。リブラの台頭は、大きな意味での役割を感じます。
それとは別に、現存するそれぞれの業界を分野別に見てみると、ようやくこのブロックチェーン技術を使った業界が昨年あたりから動き出しているところもあります。
これは、まさにブロックチェーンのための業界とも言えるものでしょう。
この連載では、そこにスポットを当てたいと思います。
そして、利益を得ていきましょう^_^と。
と、ここで結論を言ってしまうと終わりですので、これは最終章で書きますネ^_^
その前にざっと予備知識でも笑。
さて、よく誤解されがちですが、ブロックチェーン=ビットコインではありません。
ブロックチェーンとビットコインは同じではありません。
ブロックチェーンは単なる分散型台帳なので、それ自体には何の価値もありません。
分散型台帳という「技術」であり「しくみ」と理解してください。
その上で動くのがビットコインなのです。
ビットコインが使われることによって、リアルマネーが動くというだけのことです。
ということは、極論を言えば、台帳技術のブロックチェーンと、リアルマネーは全く切り離しても良いわけではあります。
ただし、ビットコインに価値を置くことにより、金融という領域を広げることができます。
その可能性がある以上、金融業界に取り込まれるのは当然のことです。
金融業界だって、常に新しい何かを求めているからです。
なので、ある意味、強引にビットコインに価値を付けているわけですね。
そこから発生し、様々なプラットフォーム系ブロックチェーンが出来ました。
特に、スマートコントラクトによる周辺金融サービスのことをDeFi(分散型金融サービス)と言います。
DeFi事業は、どんどん発展していますよね^_^
本当にいろんな可能性を秘めています。
今、着々と水面下で盛り上がりつつあるDEX(分散型取引所)などもDeFiの部類です。
ワン太郎は、今、このDeFiに注目しています。
が、話は少し戻りますが、
リブラが、もし、本格的に動きだしたら…。
いまある仮想通貨の命運は、はたして???
ブロックチェーンは、遅いという最大の欠陥があります。
リブラが出来たら、承認機関がこの100社しかないということもあり、スピードも遥かに凌駕するとも言われています。
ただ、実は、仮想通貨のほとんどが滅んでも、今度は逆に、残る業種は「ある!」という逆の発想に切り替える時期にもなりました。
無論AIの出現により職という意味ではほとんどなくなると思いますが、ブロックチェーンだからできるという業界があるのです。
楽しみですね。
ここで余談ですが、どうやってビットコインに価格をつけているのでしょう?
アメリカの場合は、1万〜10万アカウントに分散して価格を決めます。
ところが、中国や日本は取引所内で価格操作が出来てしまう仕組みになっています。
本来なら、エクスチェンジにはウォレットはないはずなのですが、取引所が持つウォレットというのが存在します。
ブロックチェーンと言っても、いくつか階層があるんですね。
つまり、我々一般人が持っている最下層のウォレットノードと同じウォレットを取引所も持っています。
それをホットウォレットとかコールドウォレットと言ったりします。
そこで管理しているだけに過ぎないわけです。
こうしてざっくりアバウトに強引に値がついて来たわけなんですね。
(自由に価格設定しているくせに、手数料がむちゃくちゃ高いですよね。まあ、いいですけど。)
そして、ビットコインの性質を補うためのアルトコインも出てきて、それにも値が付いてきました。
現在では、さきほども申し上げた後続するリブラなどが話題を呼んでいますが、もしこのリブラが本格的に台頭すれば、金融という領域が、さらに一層広がりすぎてしまうというところまで来てしまったのです。
ビットコインで金融が広がり、スマートコントラクトでさらに広がり、リブラの台頭で大革命という手前まで、技術進歩は発展しています。
金融が広がりすぎるとどうなるのでしょう?
当然、従来の金融システムに影響を与えます。
そして、「教科書に載っている従来の経済学は全て間違っていた」と、ついに世界初の中央銀行であるイングランド銀行が発表してしまいました。
悲しいことに、中央集権的な立場では、こうなってしまうんですね。
これについて、今後、どう転ぶか不明だし、とても課題は山積みですし、可能性があるからと言って、今のところ、どこまでも広げるわけにはいきません。
可能性は可能性ですが、国は、どこかで規制を掛けないといけないと思っているわけです。
それに、中央集権的な立場だと、ビットコインに値がついてしまったのは良いけど、いまだにマネロンが出来てしまうこともあり、金融面ではまだ確立し切れていないのが現状で、いったいどこが着地点かわかりません。
現存するブロックチェーンで落ち着くのか、リブラで大革命なのか。。。
中国がリブラのようなものを作ってくるのか。。。
ただし、モヤモヤ感のあるそれとは逆行して、DeFi分野は、どんどん進化しています。
つまり、暗号資産は、金融という面では、全てが同時進行であり、不完全な状態のまま模索中であるということなのです。
こうなると、簡単なトリックを使ったねずみ講詐欺も出来てしまうという世界にもなっています。
だいぶ減ってきてはいますが、今もなお新しく詐欺案件が生み出され続けているのが現状です。
ただ、所詮詐欺は詐欺です。
必ず化けの皮が剥がれますが、被害者を量産してしまいます。
我々には、詐欺には引っかからないという個人の強い努力が求められます。
ワン太郎としては、このように魑魅魍魎も同時に跋扈する暗号資産界を後に、本来の技術発展を見届けずして、金融面の「一時撤退」を考えても良いと思っているくらいでした。
基本的には、投機面では、引き続き静観姿勢というのが正直なところです。
しかし、技術のほうは、確実に形になってきています。
事業を補えるほどの確固たる周辺技術が確立すれば、金融の欠陥を補うことにも繋がると思っているからです。
また、DeFiの進化により、従来の暗号資産の性質が変わりつつあります。
例えば、諸悪の根源ICOついても、当時は、10億集めたら、本来、10億以上の出口を作らないといけないのに、それができているところはほとんどなく、壊滅状態です。
ところが、DEXを応用すると、事業と完全リンクし、それができるようになったりするわけですね。
その辺りを複数回に分けて連載していこうと思います。
次号につづく。また気が向いたら書きますネ笑。