世界経済の行く末を考えてみる。

こんにちは。
ワン太郎です。

年が明けて、もう5日です。
だんだんと正月気分も抜けてきましたね。

「え? まだ抜けてない?」

今日は日曜日か。
まだ、だな笑。
新年会もやらないとですね笑。

さて、今年はどんな年になるのでしょう?

年明けから流れてくるツイッターを見ると、イランとアメリカの緊張感も危険なくらい高まってきています。
元旦のブログでも書きましたように、世界では、いくつもの問題が次から次へと起こっています

そういうこともあり、ここ数日、世界経済を考えてみました。

企業は、従来の在り方では太刀打ちできない時代になりましたね。
今は、世界中の天才と言われる人たちが、新しい時代を勝手に作っていく時代になったという理由もありますが、こうして淘汰が始まっていく理由は、他にもあるのではないだろうか?

という全く別の視点からです。

実は、欲望深き人間が行く結末が近いのかもしれません。
これは神の裁き?笑。

過去、西欧における近代資本主義は、資本が近代工業と結びつき、社会全体が豊かになりました。
その根底には、社会学者のマックス・ウェーバーの『プロテスタンティズムの倫理と資本主義の精神』で、勤勉によく働き、禁欲的で合理的な生活を営めば神の恩寵に恵まれるというプロテスタンティズムの倫理が、西欧の精神的流れにしっかり根づいていたからです。
ロックフェラーやカーネギー、フォードといった大金持ちを生み出しましたが、彼らは得た利益を散財するのではなく、社会に役立つ寄付を盛んに行いました
これはプロテスタンティズムの倫理が近代資本主義の基盤となっていた端的な表れと言えます。
よって、この時期、社会全体が豊かになってきたわけですね。

ところがこの30年、アメリカをはじめとする西欧社会から近代資本主義の基盤となった倫理が急速に消えてしまったように思います。
代わって経済を支配したの金儲けに走る数学
すなわち金融工学

いま世界が逢着している経済危機は、経済が基盤に備えなければならない倫理を失った結果が現状なのではないでしょうか?

一方、ソ連や中国は、宗教を阿片とみる唯物論のマルクス主義に基づき、資本主義を悪として共産主義体制をとりましたが、それが惨めに破綻して資本主義に転換しました。
しかし、倫理を伴わない資本主義の欠点がもろに表れ、ただただ金儲けに走り暴利をむさぼる原始資本主義、暴力資本主義の様相を呈するようになりました。

倫理の視点から見ると、中国は、世界の中でも一番やばいです。
中身がありません。
よって、習近平を中心とする中国が本当の意味で変わらなければ、倫理的視点からすればあとどれくらい持つでしょうか。
今後に期待^_^
アメリカはまだ、アメリカ国民を守ろうというトランプの熱意が感じられます。

日本はどうでしょう?

日本には渋沢栄一がいました。
明治新政府は、何よりも官僚万能の体制でした。
その時代に大蔵官僚の指導的地位にあった渋沢栄一は、自ら官を辞し、民間人となって経済活動に専念したのです。
なぜなら、日本に近代資本主義を根づかせるためにそれが必要と考えたからです。

渋沢の経済活動は、『論語と算盤』の一語に凝縮されます。
一言で言うと、倫理と経済の両立
確固とした倫理性に貫かれた利益の追求でなければ国を強くすることはできないし、国民を豊かにすることはできない、という強い信念がありました。

大三菱の創始者である岩崎弥太郎が渋沢を舟遊びに誘い、渋沢と自分が結べば大変な力になり、国の経済を思いのままにすることができる、二人で手を結ばないかと持ちかけた時も、私欲を満たすために仕事をしているのではない、とこれを拒否したそうです。

このような人物が日本の資本主義の初期を担って活動し、長く財界の大御所的立場で睨みを利かせたことが、日本の健全な資本主義の発展にどれだけ貢献したかは計り知れないものがあります。

世界は大変な経済危機に直面しています。
厳しい経済状況だからこそ、倫理なしには経済の健全な再建はあり得ないのではないでしょうか。

数学でも金融工学でもない、渋沢栄一の『論語と算盤』を学ぶことにより、現状の困難を突破し、資本主義の健全性を再構築するために大きな足がかりとなるのではないでしょうか。

世界中が一致団結して。

さもなくば、資本主義崩壊。
と、個人的に思うんですよね。。。

それにしても倫理って大切です。
カルロス・ゴーンの逃亡の裏を考えた時、日本の司法というものの欠落部分も同時に考えてみました。
司法というものは決して完璧ではありません
司法は最低限必要なことではではありますが、冤罪だって膨大に生み出しますし、善良な人間を全て守れるわけではありません。
ある意味、司法は力を持つ者によってコントロールできます。

人間として何が大切なのか。
世界全体、ここを常に考えていかないといけませんね。

当然、個人においても。

参加しましたー^_^

毎日記事を配信しています。ご登録(BAND)お願いします!

毎日記事を配信しています

当ブログは SDGs を支援しています

当ブログは持続可能な開発目標(SDGs)を支援しています