おはようございます。
ワン太郎です。
アメリカ財政対策1.9兆ドルは、本来ならドル安なんですよね。
ところが、今はドル高へ向かっています。
理由は簡単に言うと、アメリカ経済回復期待からドルが買われるからです。
また、経済回復期待で米国長期金利も上昇しています。
経済回復もしてないのに金利ばかり上昇したらどうなるのでしょう?
財政赤字が4兆ドルになるわけで、そこに対して金利がついてくるわけです。
当然、額が大きければ大きいほど金利分だけ借金も増えていくわけですから、この借金がますます膨れ上がり、実体経済が回復しなければ返済が出来なくなります。
先月、イエレン氏は新たに50年債を作ろうと先延ばしを提案したくらいです。
https://jp.reuters.com/article/idJPL4N2JU4FU
ただ、50年後なんてイエレン氏も誰も生きてないし、需要はないですね。
「あとはヨロシク!」
ですよね。
せめて、10年債や20年債まででしょうか。
返済が出来なければ、最終的にはデフォルトすることになってしまいます。
その頃には、バイデンはもう引退していることでしょう。
昨日、コインポストの記事を読んでましたら、
米セントルイス連邦準備銀行のJames Bullard総裁は16日、米大手メディアCNBCの経済番組「Squawk Box」で、ビットコイン(BTC)が米ドルの地位を脅かすことはないとの見解を示した。
強気のアメリカですが、本当に大丈夫なのでしょうか?
為替相場のほうは、ドル安に行きすぎると、ユーロやオーストラリアから通貨高牽制発言が出てきます。
その度に上値を抑えられ、その隙に、アメリカが上記のように、「ドルは強いんだ!」「回復するんだ!」と期待感を持たせているので、一向にドル安へ向かわず、為替は身動きが取れない状態で、かつ、他国通貨高もその国からしてみれば苦痛でしかないので、米国は他国から牽制が出るのを見込んでドル高を維持しているようにしか見えないです。
「ドルは強いんだ。」
「ビットコインがドルの地位を脅かすことはない。」
「経済回復するんだ」
と言った具合に。
ただ、米国のコロナ感染率は確実に減ってきています。

この調子だと、もしかしたら、本当に実体経済が回復してきて、じゃぶじゃぶの借金を返済していくのかもしれませんね。分かりませんが。
長い時間がかかると思いますが。
現状、ユーロにしても、豪ドルにしても、上昇しても、押し目を作ってジリジリ上げていく程度です。
以前のようなスカッと伸びるというのは無くなっていますね。
今のトレードは、新興国通貨のトレードが有効です。
資源国家ですね。
プラチナもそうですが、原油もそうです。
■貴金属産出国である南アフリカと豪州の通貨が上昇基調
ウィキペディア等を参考に、貴金属の主要産出国と、その産出率をわかる範囲で列挙してみると、以下のとおりです。
「銀」…ペルー(17%)、メキシコ(15%)、チリ(7%)
「銅」…チリ(37%)、アメリカ、ベル-
「プラチナ」…南アフリカ(78%)、ロシア
「イリジウム」…南アフリカ、ロシア
「ロジウム」…南アフリカ、ロシア
「パラジウム」…南アフリカ、ロシア
「コバルト」…コンゴ(60.8%)
「ニッケル」…豪州(36%)
「リチウム」…豪州(87.4%)
こうしてみると、為替市場に関係するのは、プラチナ等の南アフリカ、そしてニッケル、リチウムの豪州が重要でしょうか。(ZAI!FXより)
↑ゴールドだけ相手にされていない汗。
USDZARは売りですね。
また、ドル高の影響を一番受けているのはドル円。
日本は嬉しいですよね。
ドル円が上昇し、他通貨が上がりもせず下げもせず身動き取れなければ、クロス円の上昇が見込めます。豪ドルは資源国家なので、最終的には上昇せずにはいられないと思います。
ただ、さきほども書きましたとおり、ユーロも豪ドルも通貨高牽制発言が出ています。
日本も円高にいくと菅首相が牽制発言を出すのと同じです。
また、本来のリスクオン、リスクオフと相場が違う動きになってしまってます。
あと、先日出たニュース。
国防総省中国戦略作業チーム結成。
露骨ですよね笑笑。
これが相場に与える影響も将来は考えておかないといけません。
https://jp.wsj.com/articles/SB11972091464271693856304587276680628502476