おはようございます。
ワン太郎です。
JPモルガンのアナリストらは「暗号資産は引き続き、株式の大幅な下落に対して最も不十分なヘッジ手段として位置付けられている」などと指摘した。
ただ、ビットコインは、インフレのヘッジとしてはゴールド(金)同様に優れていると思います。
現在のビットコイン価格はJPモルガンが推定する適正価値を大幅に上回っているほか、ビットコインがメインストリームに受け入れられていることでシクリカル資産との相関が強まっており、ビットコイン投資による資産多様化のメリットは薄れている。
やはりJPモルガンは、ビットコインに対してネガティブなレポートが多いですね。
靡きつつあるけどもまだ静観中といったところでしょうか。
一方、イーロン・マスクのほうも、
マスク氏、ビットコインとイーサリアムの価格は「高いように見える」
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2021-02-20/QOTK0VDWLU6F01?srnd=cojp-v2
今度は「高いように見える」と言い出してます笑笑。
これが決済手段として定着すれば、今の時価総額では足りないくらい安いのですけど、彼の目から見れば「高いように見える」そうです。彼は「法定通貨よりは少しマシ」と言っている程度のことで、他に通貨らしきものが出てきたとき、一瞬で他に移るのは覚悟しておくべきです。
もし、彼の気分で、「やっぱり撤退だ」なんて言うことがあれば、また値が戻ってしまいますね笑。
ただ、今は法定通貨以外はこれしかないということです。
よく分かりませんけど、「高いように見える」と言ったのは、「ビットコインやフィアットマネー(法定通貨)よりも金が優れていると主張する仮想通貨懐疑論者で著名な金投資家のピーター・シフ氏のツイートに返答」とのことですから、金の立場上、ちょっと控え目に言ったのかもしれません。
JPモルガンによると、ビットコインの時価総額が上場投資信託(ETF)や延べ棒、コインを通じた金に対する民間セクターの投資総額に並ぶためにはビットコインが長期的に14万6000ドルまで上昇する必要があるという。
と言っているくらいで、ビットコインは、まだ55000ドル近辺ですし、それでも「高い」と言ってますから、つまり、イーロン・マスクは、投資対象のゴールド(金)を目指すというよりかは、Twitterでの発言通り、法定通貨(ドル)よりはまだマシというレベルで見ているだけですね。
個人的にも、ドルは弱くなると思ってます。
投資として注目しているのは、イーロン・マスクではなく、世間のほうですね。
投資って面白いですね。
ある日突然、裏か表か、何か変わるものに対して、上手く波乗り出来る個人投資家は、どのくらいいるのでしょう?
一時的には良いかもしれませんけどね。
個人的には、トレーダーなので、暗号資産を持ったとしても「気絶投資法」ですので、上がろうが下がろうがあまり関係ない話なので、ビットコインに対しては中立の立場。だいたいツイートで値が上下するものだし、まだハッキングの課題がありますし、量子コンピューターで一撃崩壊懸念がありますから、通貨としては首を傾げます。
このビットコインが「そのまま世界統一通貨になるのか?」というと、そうではなく、ビットコインは単なる雛形みたいなもので、以前にも書きましたが、将来的(20〜30年くらい)には他に何か新しいものが出てくると思っています。
じゃなきゃフェアじゃないです。いまビットコインを買えない人が出遅れてしまうことになります。
今のところ、ビットコインは、あくまでも法定通貨よりはマシなインフレのヘッジということで、その価値は、上がりもすれば下がりもするものであります。本当に決済手段に定着すれば半端なく上昇しますけどね。
追記
ただ、考えてみると、もし、投資家が株ではなく、ビットコインに全て投資する風潮が完全に出来てしまい、決済手段として定着するのであれば、「資産多様化のメリットは薄れている」との解釈は、逆に、少額でもビットコインを保有してさえいれば、貧乏人だとしても、黙っていても遊んでいても資産が増えていくということになります。
それは決してあり得ないことだと思いますが、早いもの勝ちという要素と、ある意味ネズミ講的な要素もあります汗。
ビットコインの米株化みたいに100年上昇し続けるとか?
しかも決済手段になる?
そういう展開も面白いかもです。
どうなるのか楽しみではあります。
決済手段となり、一般個人をもっと巻きこむようになると、まるでハイエナのように群がり、下がったところは確実に買われますので、今度は全く下がらなくなりますね。