こんばんは。
ワン太郎です。
アジア時間の市場では、モデルナの社長が
「製薬会社が新しいウイルスに特化したワクチンを大規模に製造できるようになるには数ヶ月かかる」
と警告。
これによって、昨日のバイデン演説が打ち消された動きになりました。
NY時間では、FRBパウエル議長は、今度はなんとタカ派発言。
11月FOMC以降のデータでインフレの上昇を示しているのは明らかで、「インフレが一時的との文言を撤回」。テーパリングを加速し、早期に終了することを検討することが適切だと言及。
これにより株価が下落してますが、原油も当然需要鈍化懸念により、65ドル台へさらに下落。
早期利上げ観測によるドル買いのほか、月末要因のロンフィクもあり、ドル円が113.70まで急騰し、株安のクロス円下落によって、その後は113.10まで下落。
インフレ対策もしないといけないし、変異株にも対応しないといけないし、原油も下落させないといけないし、ロンフィクはもともと危険ですけどすごい乱高下相場です。
「変異株騒動で、ある程度インフレも緩和されるのか?」
「利上げが遠のいた!」
とも思ってはいたのですが、こうしてパウエルさんが言及してくるというのは、よほどインフレが厳しいという判断なのか、
ブラード・セントルイス連銀総裁は、
「高インフレが持続する確率、50%」
とのこと。
天気予報の50%だったらほぼ100%雨ですからね。
明日はOPECプラス閣僚級会合が開催されます。
今晩のNY時間も重要指標や、英ベイリー総裁、パウエルさんイエレンさんの議会証言など盛りだくさんあります。
何が飛び出すか分からない相場ですが、パウエルさんがタカ派の発言するし自由自在です。
と言いますか、そのときに合わせて立ち回れてしまえるような世界情勢。
金曜日は雇用統計もあります。
さまざまな憶測が飛び交う相場ですので、トレーダーのみなさん、無理しないように。
朝と夕方と夜、昨日と今日と明日、全く違う相場です。
ビットコイン、イーサリアムのほうは振り回されながらも底堅く堅調に動いています。
変異株には反応して下落してましたが、不思議なことに、タカ派発言のパウエルさんで、テーパリング加速、株価下落に少しは反応して下落はしてますが、底堅いんですよね。
もう折り込み済みなのかもしれませんが、米連邦議会予算事務局CBO「米財務省の資金は年末前に不足する可能性」とのことで、ちょっとドルへの不信感もあるのかも?
ビットコインとイーサリアムを比較するとイーサリアムはやっぱり強いですね。
ドルか仮想通貨か?という議論が再開してくるのでしょうか?
ヒラリークリントンさんは、仮想通貨はドルの脅威だと言ってますけど。
それにしても、インフレのリスクが高まったなんて、パウエルさん今さら何をおっしゃってるんですか?という感じですけどね。個人的には。
変異株出現によって波乱相場は続きます。
ただ、
欧州疾病予防管理センター(ECDC)の発表によると、新型コロナウイルスの「オミクロン変異株」は、欧州連合(EU)では域内11カ国で少なくとも合計44件の感染が確認されたが、今のところ全て無症状か軽症。
という話でもありますので、オミクロン変異株は全く良く分からないままです。
ところで、高橋ダンさん、オミクロン株のことをオムニコン株と言ってます笑。
オムニコンではなく、オミクロンですヨ。