こんにちは。
ワン太郎です。
すきやばし次郎のお寿司はおいしくて有名ですけど、ここまで有名店になるか否かの分かれ道はどこなんだろうかと、よく考えるんですよ。
カツオを藁の火で燻すなど、こだわりがあったり、鮨屋なのに魚のにおいがしないなど、やっぱり細かいところにこだわるのは信念だと思うし、これは小野二郎さんの愛だと思うんですよね。
愛とか誠とかよく言葉では言うけど、信念を持って貫けるかどうかですし、これが40年に渡って一貫してるかどうかでその店の価値が決まると思います。
よく、民主主義の政治で議論になるのが、国民の意見をいちいち聞いていたら、何も物事が進んでいかないというのがあります。
岸田首相は、国民の意見を良く聞くというので、圧倒的な支持率を得ている?笑、わけですが、寿司職人の小野二郎さんからすると、「いちいちお客の意見を聞いていたらやってけない」、「ネタが悪くなるから値段は下げない」、ぐちゃぐちゃ言うお客さんは他で食べてくれたらいいと一貫してます。
真逆です。
このストイックさがナンバーワンの秘訣だと思うんですよね。
だからと言って、日本の国が独裁政治になれと言うわけではないのですが、人間というのは圧倒的な強さに惹かれるというのも真理です。
やっぱりお店というのは、そういう自信がないと40年以上もトップの座を得ることは出来ないのだと思います。
人の意見をいちいち聞いていたら推進力が萎えると思うし、意見を言う人はその発言に責任を持って言っているとも思えず。
それ以上に信念を貫く店主の存在のほうがいて、それがその道に合っているのであれば、その店はどんどん成長するのではないかと思います。
トレードも自分の信念でエントリーしますから似てますよね。
「その道に合っていれば」と書きましたが、これが大切なんですよね。
古典に『中庸』という書物があります。
發而皆中節。謂之和。
発して皆な節に中(あた)る、之を和と謂ふ。
発するところが全て当を得るというと、一見、頑固一徹に見えるようなことでも道理にかなうので自ずから発展していくんですよ。
似たような話で、孔子さまの話ですが、孔子は、人によって言うことがバラバラです。その人に合わせたレベルで的確にアドバイスしているんですよね。
つまり、道理に合っていればよいわけで、答えは一つではありません。
そこに民主的にやるやらないだのというのは存在しません。
なんだか話が発展しすぎてしまいますが、要するに大道を得た人間がやることはすべて当を得る。
菅原道真公も。「心だに誠の道にかないなば、祈らずとても神は守らん」と言っています。
誠、すなわち大道、皆な節に中(あた)るわけです。
こういう店主がいる店というのは、人の無責任な発言を聞かなくても栄えていくんですね。
そういう人間を目指したいものです笑。
なかなか居ないですけどね。
ということで、相場の話に移ります。
ドル円は、広いレンジで進行中。
レンジはレンジですので、大きな動きには繋がらず、中期的、長期的を探るような段階かと思います。
結局のところ、クロス円も似たような動きですし、バラバラです。
個人的には、中期的にオージー円やユーロ円やカナダ円は上方向、ポンド円は下方向と見てます。
ポンドが弱く、ポンドドルが下げてドル円が下げる展開になるとポンド円の下押しは深くなります。なのでポンド円は下目線なのですが。
オージーやNZやユーロが強く、それらが上がりドル円が底堅い動きになるとオージー円やキウイ円やユーロ円の上げ幅が大きくなります。
ここにリセッション懸念が相変わらず出て来ています。
なかなか難しい相場です。
ただポジションは引き続き変えていません。
信念です笑。
あてにならない長期金利で動くドル絡みよりも対ポンドを軸にしてます。
いまは、複数通貨をトレードするよりも単一ペア通貨でトレードしておくほうが良いかも知れません。
明日は米国雇用統計です。
ドル高が進んでくれば、ドルストが下落、ドル円が上昇、クロス円はまたまた板挟みです。
ただ、ドル円はまだまだ上値は131円くらいまでではないかと思ってますし、広いレンジが続いていくのではないでしょうか?
分かりません。